ラズベリル
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 ラズベリル
ラズベリルとは
2003年、アメリカのツーソンショーで知られるようになった、マダガスカル産のピンク色のベリルで、日本でもパライバトルマリン、タンザナイトに続く新しい宝石として、新聞にも掲載されました。
その後、組成内容から新しい宝石(ベリルの変種)として登録されており、 鉱物としての名称はペツォッタイト、宝石としての市場名ではラズベリル、ピンクベリルという名称で広まっています。
色調はレッドベリル、モルガナイトの中間的なものとなり、パープル寄り、イエロー寄り、レッド寄りといった彩りの違うピンクカラーと、濃いピンク、ファンシーピンクなど、濃淡による表現力の違いを持っています。
発見当初、マダガスカル・レッドベリルと呼ばれていたことが示している程、大変にインクルージョンの多い宝石で、完全な透明結晶のものは極めて少なく、不純物のない宝石を見つける事は、不可能に近い程の困難さです。
しかも、産出された原石が約40kgほどしかなく、その中で宝石質のものは原石中の約一割しかありませんでした。
現在は産出されておらず、入手は非常に困難です。
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